Laura non c'è

音楽に特にこだわりのないワタクシですが、今日はイタリアの音楽について書こうと思います。

 

イタリアの音楽で初めて買ったCDは、Nekの「Lei, gli amici e tutto il resto」でした。

地元からちょっと離れた都会の駅ビルに入ったタワーレコード。田舎者の私にはタワーレコードに行くことがすごく格好よく感じて(笑)、ちょっと大人になった気分で大学生の私は学校帰りにしばしばこのタワーレコードに用もないのに足を運んだものでした。

イタリア語を習い始めた頃、イタリアの音楽を聴いてみようとその店のワールド音楽のエリアでイタリア音楽を探したとろ、片手でつかめてしまうくらいの種類のディスクしか置かれてませんでした。(いまだにイタリア語の学習書も大きな書店でもあまり種類が置かれてませんが、マイナー言語なんでしょうね~。)

そしてそんな少ない種類の中から選んだのはNekでした。はっきり言ってジャケ買いです(笑)

 

Lei Gli Amici E Tutto Il Resto

Lei Gli Amici E Tutto Il Resto

  • アーティスト:Nek
  • 発売日: 1997/03/12
  • メディア: CD
 

 

青い目に短髪のスッキリしたお兄さんがキリッとこちらを見てるジャケット。正直イケメンにさほど関心はないんですが(笑)、とりあえず古いカンツォーネじゃなさそうな音楽を選びたかったのでそれにしました。

当時同じ棚にはZuccheroがあったことは覚えてますが、その他は残念ながら覚えてません。Laura pausiniもあったかな・・・。

 

そしてその買ったNekのCD「Lei, gli amici e tutto il resto」の一曲目が「Laura non c'è」という曲なんですが、まだイタリア語を習い始めたばかりで意味がよくわからなくて一語ずつ調べて訳を試みました。が、途中でやめてしまいました。当時は電子辞書もなく、もちろんネットも今のように当たり前には無くて、よくわからなくて諦めたのと他事に気を取られて忘れてしまったのでしょう。少し前に部屋を片付けた時に訳を途中まで書いたノートが出てきてなかなか笑えました。こんなことも知らなかったんだな~、成長したな~、と自分を褒めたくなりましたよ(笑)

 

Laura non c'è. è andata via.

(訳※)ラウラはいないよ。行っちゃったよ。

 

なんて悲しい歌詞で始めるんでしょう(笑)

意味が分からなかった頃は何も思わず聴いていた曲ですが、意味が少し分かるようになると、この歌詞の男、ちょっとうっとおしい系?と感じましたが(笑)

でも曲調は覚えやすいしいい感じなので、興味のある方は聞いてみてください。

 


Nek - Laura non c'è (Official Video)

 

イタリアのレストランのウェイターさんもこれを歌いながら働いてる人いたし、きっと売れたのでしょう。

ちなみに同じ時期にフィレンツェに留学に来てた日本人で私とは違う地方出身の子もこの曲は知ってました。

その子と二人でサン・ロレンツォの階段でこの歌を歌ったの楽しかったな・・・。周りにそれなりに人がいましたが、気にする人などいなかった気がします(笑)。とっても開放的でした。

 

この記事を書くにあたって、Nekのプロフィールをwikiで見てみましたが、山羊座さんだったんですね~。