お与え
このコロナ禍の中、歯医者に通っています。
コロナ以前には、歯医者に行くことはちょっと憂鬱ではあれ怖いとは思ったことはほとんどなかったんですが、このコロナ禍で行くことが怖くて仕方ありません。
最近、色んな人に死生観を聞いたりしてます。
コロナを怖いと思ってる?コロナにかかって死んじゃうかもって思ったことある?って。
私が聞いたのは皆50代以上の人たちで、それぞれバラバラに聞いたんですが、怖くない、死ぬかもなんて考えたことないっていう人が多くてビックリしました。
でも、「気をつけてるから。万が一かかっても、負けるか!って思うから」っていう人と、「人生はお与えだから。心配したって仕方ないから」っていう人たちがいて、同じ死ぬかもなんて思ったことない、にしても中身は結構違うんだなって思いました。
中でも「お与えだから」って言う人達は、なかなかの人生をかいくぐってきてる人たちで、ハタから見たらかなりハードなその人生から得た答えがそうなのか、と思うと自分がいかに平穏な日々を甘受してきたのかと思い知らされる気がします。
今週のお題「遠くへ行きたい」
今週のお題は「遠くへ行きたい」。
30代半ばまでくらいは、世界中の街を歩きまわって、見たことのない街の風景を見てみたい!と思ってました。不思議と自然の景色にはさほど興味がなく、人が作った街の景色に興味がありました。
歩き回って、頭の中にその街の地図が、グーグルのストリートビューみたいに建物や道の風景付きで出来上がっていくのが楽しくて。
年を取るにつれ、海外旅行を一緒にした友人達も結婚し、一人で海外旅行に行く勇気もなく、なんだか誰かを誘って旅に出るのも億劫になり、数えてみたら既に10年以上海外に行ってないことに気づきました。
もう海外に行きたいなんて気持ちなくなっちゃったのかな、私が海外旅行するには若さとエネルギーが必要だったんだな~、と思ってましたが、ちょうど今日、スペイン巡礼の旅のマンガをちらっと見て、久しぶりに見たことのない街を歩きたい気持ちが湧いてきました 。
昔から興味はあったんですよね、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅。軽い旅行気分では出来なさそうな気がしますが、同じ目的で歩いてる人たちと知り合ったり、宿で初対面の人たちとご飯したりってちょっと面白そうかなって。
新型コロナで旅行はなかなか難しい時期ではありますが、すっかり安全になったらまた海外旅行してみたいかな…。
フィレンツェで最初に住んだ家
フィレンツェで最初に住んだ家
新型コロナウィルスが世界に広がり出してから、生と死についてよく考えるようになった。
考えたって仕方ないことではあるんだろうけど・・・。
ふと留学時代に初めてお世話になった家の場所をグーグルで見てみたくなって探したけど、細かい場所を覚えていなかった。地味にショック。忘れるわけないと思ってたのに。毎日毎日、歩き回ってたのに。20年って記憶が薄れる程度には長いんだな…。
もう一度、あの町に行って歩いてみたい。昔みたいに健脚じゃないけど。
最初にお世話になったお家のお母さん、リリアーナ。お母さんというかおばあちゃん。当時たぶん80歳くらいだったのかな。ろくにイタリア語も話せず、そんなに会話できなかったけど、もっとお話しすればよかった。そのあと連絡とればよかった。生きてたら100歳くらいかな。イタリア人は長生きの人も多いから、生きててくれたら嬉しい。
お家に入れてもらって最初におもてなししてくれようとしたの覚えてるよ。ありがとね。私もお礼したくなって緑茶をふるまったけど、飲みにくかったよね、苦くて美味しくなかったよね。ごめんね。たぶん私の後にも留学生を受け入れてただろうと思うから、私のことは忘れちゃってるかもしれないけど、感謝してるよ。美しく、清掃の行き届いたお家で感動したよ。
弟さんが一人で来たりしてたのが印象的。イタリア人は姉弟で仲いい人多い感じがした。
今度昔の資料を漁って、ちゃんとした住所を調べてみよ。
会いたい人
ベタに子供の頃に亡くした父や祖父母にもあってみたいけど、それは私が永遠の眠りについたら会えるだろうから、それまでとっておく。
今生きている人で会いたい人は、2年前まで10年以上勤めていた会社の同僚というか上司というか、仕事上のチームメイトだったHさん。
一見人当たりよく、上司から困ったことを投げられてはせっせと片付ける、パワフルなおっちゃんだ。私と初めて会った時はまだ30代半ばだったはずなので、私がおっちゃんというのも申し訳ないが、お酒が好きで、髪を短くしたときは、強面のお偉いさんからも、「Hちゃん、なんか怖いで」と言われるくらいどこからか醸し出されるヤンキー臭(笑)があったので、あえてここではおっちゃん呼び。そういえば自分でもおっちゃんって言ってたな・・・。
実際お酒を飲むと、説教しだしたり、キレたり、ケンカしたりして、若いころは翌朝あちこちに謝罪の電話をよくかけていた。年を重ねてお酒の量を控えるようになってからはそんなことも減ったけど。
普段は穏やかないい人な感じだけに、酒癖が悪いとか、ストレス溜め過ぎとか言われていたけど、何年も隣の席で一緒に仕事をしてきた私には、お酒で普段見えにくい部分が見えてるだけで、普段と変わらないと思ってた。
そんなHさんから振られる仕事で困ったこともいっぱいあったけど、私もいっぱい助けてもらった。ちょっと年の離れた妹さんと私が同い年で、Hさんと私の兄の名前が一緒(笑、漢字は違うけどね)。なんだか親近感を勝手に持ってた。女性のすごく少ない職場だったからきっと扱いに苦慮したことだと思う。くだらない話もいっぱいして、よく笑ってた気がする。言い合いみたいなこともいっぱいしたけど(笑)。だけど今はそれもいい思い出かな。
10何年か後に、彼が無事に定年を迎えた時には、そのパーティーに参加したいな。あちらは忘れちゃってるかもしれないけど。いや、年賀状毎年くれてるから、いやでも覚えてるかな。Hさんが年賀状をやめても、私はずっと出し続けてやる!(笑)
この新型コロナウィルスが無事に収まって、ワクチンができるか治療薬ができるかして安心して会えるようになった頃に、お互い無事に生き残って会いたい。
その時は、Hさんだけじゃなく、私が初めてその会社で仕事を始めたときにチームになった他の2人にも一緒に会いたい。そのうちの1人は糖尿病で薬飲んでる人なので余計に心配。早く新型コロナの治療薬ができますように!!
Laura non c'è
音楽に特にこだわりのないワタクシですが、今日はイタリアの音楽について書こうと思います。
イタリアの音楽で初めて買ったCDは、Nekの「Lei, gli amici e tutto il resto」でした。
地元からちょっと離れた都会の駅ビルに入ったタワーレコード。田舎者の私にはタワーレコードに行くことがすごく格好よく感じて(笑)、ちょっと大人になった気分で大学生の私は学校帰りにしばしばこのタワーレコードに用もないのに足を運んだものでした。
イタリア語を習い始めた頃、イタリアの音楽を聴いてみようとその店のワールド音楽のエリアでイタリア音楽を探したとろ、片手でつかめてしまうくらいの種類のディスクしか置かれてませんでした。(いまだにイタリア語の学習書も大きな書店でもあまり種類が置かれてませんが、マイナー言語なんでしょうね~。)
そしてそんな少ない種類の中から選んだのはNekでした。はっきり言ってジャケ買いです(笑)
青い目に短髪のスッキリしたお兄さんがキリッとこちらを見てるジャケット。正直イケメンにさほど関心はないんですが(笑)、とりあえず古いカンツォーネじゃなさそうな音楽を選びたかったのでそれにしました。
当時同じ棚にはZuccheroがあったことは覚えてますが、その他は残念ながら覚えてません。Laura pausiniもあったかな・・・。
そしてその買ったNekのCD「Lei, gli amici e tutto il resto」の一曲目が「Laura non c'è」という曲なんですが、まだイタリア語を習い始めたばかりで意味がよくわからなくて一語ずつ調べて訳を試みました。が、途中でやめてしまいました。当時は電子辞書もなく、もちろんネットも今のように当たり前には無くて、よくわからなくて諦めたのと他事に気を取られて忘れてしまったのでしょう。少し前に部屋を片付けた時に訳を途中まで書いたノートが出てきてなかなか笑えました。こんなことも知らなかったんだな~、成長したな~、と自分を褒めたくなりましたよ(笑)
Laura non c'è. è andata via.
(訳※)ラウラはいないよ。行っちゃったよ。
なんて悲しい歌詞で始めるんでしょう(笑)
意味が分からなかった頃は何も思わず聴いていた曲ですが、意味が少し分かるようになると、この歌詞の男、ちょっとうっとおしい系?と感じましたが(笑)
でも曲調は覚えやすいしいい感じなので、興味のある方は聞いてみてください。
Nek - Laura non c'è (Official Video)
イタリアのレストランのウェイターさんもこれを歌いながら働いてる人いたし、きっと売れたのでしょう。
ちなみに同じ時期にフィレンツェに留学に来てた日本人で私とは違う地方出身の子もこの曲は知ってました。
その子と二人でサン・ロレンツォの階段でこの歌を歌ったの楽しかったな・・・。周りにそれなりに人がいましたが、気にする人などいなかった気がします(笑)。とっても開放的でした。
この記事を書くにあたって、Nekのプロフィールをwikiで見てみましたが、山羊座さんだったんですね~。
わたしと英語
早くもブログで何を書いたらいいのか分からなくなったので、はてなブログの今週のお題を使って書いてみようと思います。
今週のお題は『わたしと英語』。
私は子供の頃に読んだ絵本(そのうちこの絵本についても書きたいな)の影響で、子供の頃からいつか海外で生活してみたい!と思っていました。
学生時代は海外に興味があったおかげか、英語の成績は悪くありませんでしたが所詮悪くない、というだけで、もっと出来る子はいっぱいいたんですよね。だから「英語じゃ勝てない、英語以外の外国語を習得しよう!」と思い、大学卒業後しばらく働いて留学費用を貯め、イタリアへ留学しました(なぜイタリアを選んだかについては、またいつか書きたいな)。
イタリアの日常では英語を使う機会はあまりなく、英語を勉強しようなんてまるで思いませんでしたが、イタリア国内を電車で旅行してた時、電車内でイタリア人でも日本人でもない人に英語で話しかけらたのにあんまり英語で返せなくてちょっと情けけなく、またコミュニケーションの機会を逃したな、という残念感が残ってしまいました(周りにいたイタリア人に英語でなんて言うんでしたっけ?って聞いたけど、誰も助けてくれなかったな…地味に悲しかった…。イタリア人の英語力もあんまり日本人と変わらないから英語分からなかったからだと思っとこう(笑))
そんなわけで、あんまり英語を勉強しよう!という気にならない人生を送ってきましたが、最近ネットで海外ドラマを見出したせいで、英語に興味がでてきたような気がします。特に勉強はしてないので気のせいかも知れませんが(笑)。
最近見てるのは『SUITE/スーツ』。早口だし、難しい単語も出てくるし、ほとんど何言ってるか分かりませんが(笑)。
ドラマで英語を覚えるのって良さそうですよね?
もっとハマれるドラマがないか、探してみよーっと。